日日是好日

OLのリアルライフです。毎日それなりであればいいんですよね。

【読書記録】今週読んだ本について(8/24~8/30)


こんにちは、めめです!!!


あっという間に夏も終わり、大好きな各出版社の夏のおすすめ文庫?のコーナーが終わってしまうのが非常に残念です。でも9月に入れば読書の秋ですよね。夏は読書のための休暇でしたが、秋は読書をするための時間を見つけるように過ごしたいと思います。読書を楽しむためにほかのことも忙しくする!!(違う)

では今週の読書記録にいってみましょう!


1.青くて痛くて脆い 著者:住野よる

主人公もヒロインも青臭くて痛々しくて脆い。でもそれがいい。
自意識高い系は痛いと非難されることもあるけど、結局自分は周りを客観視して一歩ひいて見ていますよ風で見下している系は自覚がないからさらに痛い。自分の好きなことを好きと自覚し、行動を認めることが大事になのかもしれません。登場人物の川原さんはそのことをきちんと理解しつつも、周囲を傷つけない感じが好きだったでした。


2.ブロードキャスト 著者:湊かなえ

青春部活物語。部活系の話を読むとやっぱり部活動やればよかったかなと少し後悔します。湊かなえさんの作品は人間の黒い苦い部分が見える作品も多いけど、前向き成長系のお話も好きです。


3.生まれたときからアルデンテ 著者:平野紗季子

Podcastで配信されている「味の副音声」とはまた違った食に対する彼女の切り口が楽しめます。文章は執拗さがあり、いい子ちゃんじゃない感じがとても好感がもてます。やっぱり食にこだわりが強い人っていいな。幼い頃から居酒屋「和民」を冷食ばかりで客層も良くないと批評していたのには笑いました。


4.倒れるときは前のめり 著者:有川浩

著者の作品は大好きだけど、エッセイはそこまで好みじゃなかった。エッセイにもちゃんと好みがあるんだなと気がつけたのはよかったです。最後に収録されていた「彼の本棚」というミニストーリーはとても好きでした。私もブックカバーを外して読書するときがあってもいいのかも。


5.はるか 著者:宿野かほる

AIに心酔していく主人公。人間は意図して嘘をつくことが出来る特徴を持つらしい。もしAIがその特徴を模倣出来るようになったら、AIにも感情があると勘違いしてしまうのだろうか。前作の方が衝撃が強かったけど、こちらは読み終わってからもつい考えてしまうお話です。


6.いのちの車窓から 著者:星野源

初めて星野源さんのエッセイを読んだけど、エッセイスト星野源がとても好きだと思いました。人が大好きで人と関わりたいとはっきり示すことが出来る人の心は温かい。特に「寺坂直毅」「柴犬」は心温まる。この2作品が連続して書かれているのもさらに良かったです。もちろん「新垣結衣という人」はニヤニヤしながら読みました。


7.神様のケーキを頬ばるまで 著者:綾瀬まる

思うようにいかないことも少しずつ自分の力と周囲の助けを借りて、少しずつ再生していく主人公たちの短編集。なんとなくどの主人公も今の自分に似ている気がして、夏の終わりに読めて良かったなと感じました。


番外編.素数とバレーボール 著者:平岡陽明

小説現代8月号に掲載されていた「令和で1番優しい小説」。9月7日に刊行だそうです。
社会人としておおよそ成人にあたる41歳の男たちの物語。ずっと変わらない部分と経験が積み重なって作られている部分。社会人としても、人生としても折り返し地点に差し掛かった時、自分はどうなっているんだろうと考える一冊です。


以上、今週は7冊(+文芸雑誌)でした。たまたまエッセイが多くなっていますが、エッセイにも好みがあることを知れたのは嬉しかったです。そしてエッセイって読めば読むほど難しさと凄さを感じます。私ももう少し自分の気持ちや考え、見たものを文章に出来るようになりたいな。


にほんブログ村 本ブログへ
ランキングに参加中です!
クリックしていただけると嬉しいです。


では!!!