こんにちは、めめです!!!
新しい挑戦が不発で終わり、また淡々とした暇な日々に戻りました。何か頑張ることほしいなと思いつつ、これといった興味がないんですよね。欲を言うならもう少し忙しい方がいいなって感じです。なので最近月1~2で出張があるのはありがたいです。
さて、今週の読書記録です。今週はご察しの通り暇を持て余していましたので、その暇を読書に充てました。引きこもりなのにもう少し忙しくしたいというのは矛盾しているのでしょうか?では、今週もいってみましょう!!
1. ラーメンカレー 著者:滝口悠生
連作短編集だそうです(よく分かっていない)。言語が通じなくてもどこかで分かり合える瞬間がある。だからこそ人とのつながりは言語だけじゃないけど、言語が通じないともどかしさも大きい。このもどかしさを強く読んでいて感じました。でも異国の異様さもどかしさもカレーのスパイスのようにそれぞれ特徴があり、独特なスパイスがあるけど、どこか受け入れられる、そんな感じがする小説でした。
2. 殺人レゾネ 著者:六道慧
犯人が分かっているのに追い詰めきれない。どうやって追い詰めて落とすのか最後までドキドキでした。一つの感染症が解決の糸口になるのも新鮮で良かったです。どうしても極悪そうな男性が犯人と決めつけてしまいがちですが、涼しい顔しているやつが極悪人ということもあるんだぞということですね。そこもとても好ましかったです。
3.ヤコブの梯子 著者:六道慧
犯罪者がごく普通に家庭を築いているという恐ろしい現状が描かれていました。でも悪いことやっている人が必ずしも目立つ行動をとるわけではないし、むしろ目立つ行動をとるのはリスクということですよね。きっと自分以外の真実なんて分かりっこないので、家族だろうと近くの他人だろうと完全に信用は出来ないなと思いました(そこまで考える)。人に癒されること多いですが、やっぱり脅威です。
4.スター 著者:朝井リョウ
価値観・信念が登場自分の分だけあって、とても難しい小説です。朝井リョウ作品は学生時代に「人間関係を客観的かつ捻くれた見方をしていて面白い」と感じ、ハマりましたが、社会人になってからは読めば読むほど飲み込まれて混乱するようになりました。自分のルールあり、白黒つけたいのに意見がない私。でも指示されたり、判断してもらった方が楽で信念なんて対してないのに誰かと比べたがっている。そんな自分に対して小説で答えを得られるわけではない。だからこそこの小説を読んで、流されて飲み込まれ、戸惑うのだと思います。すべては著者の掌の中。
5.空想オルガン 著者:初野晴
小説の中でも「十の秘密」はギャルの一体感、仲間を守ろうとする姿がとてもギャルらしくて好きだった。でもアル中は女子高生の疾患としては非現実的な気が・・・。ここは拒食症ぐらいが良かったのでは?と勝手に思ったりしました。あと「空想オルガン」ではこの人物が?!という思いとでは今までの行動とは?!という疑問が残りました。続きで明かされてもいいな。
以上、今週は5冊でした。
読書記録をどれくらい続けてきたでしょうか。いつも見に来てくださる方、たまたま通りがかった方ありがとうございます。自分の記憶定着のために記していますが、だれか見てくれていると思うからこそ続けられるんだと思います。ただ、私自身はネットの文章を読むのは苦手だぞということだけ報告しておきます。
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では!!!