日日是好日

OLのリアルライフです。毎日それなりであればいいんですよね。

【読書記録】今週読んだ本について(4/19~4/25)


こんにちは、めめです!!!

先週紹介した「金の角持つ子どもたち(藤岡陽子)」の影響もあり、新しいことにチャレンジし始めました。半年くらい机に向かっていなかったので、集中力を取り戻すことから始めています。まだ1回あたりの集中力は1.5時間くらいですが、徐々に戻していきたいと思います。

さて、今週の読書記録です。今週は移動中に読んだ本が多かったように思います。移動中にテキストを読むと絶対に寝るので、移動中は読書時間に当てています。電車内で勉強している学生を見ると感心します。この間は某有名私立小学校の制服を着た男児が漫画「one piece」を読んでいて、「そういうのも大事だよね~」と勝手に共感してしまいました。
では、今週の読書記録いってみましょう!!


1.赤い指 著者:東野圭吾

自分を守るための嘘がカギのミステリーでした。エゴであり、とても切ないお話です。自分の身は自分で守らなくてはいけないけど、自分に負担がない方法と逃げは別だと感じました。やっぱり、人を100%信用してはいけないんですよね、例え家族だとしても。


2.千年ジュリエット 著者:初野晴

ハルチカシリーズ。今回は普門館出場をかけた大会が終わり小休止な吹奏楽部が描かれています。もちろん、吹奏楽部が小休止でも事件は起こる。文化祭を中心に時間が起こります。中でも「決闘戯曲」はんんっ?と理解できない状態が続きましたが、最後はなるほどと納得。色んなことが起こりますが、どれも前向きになれます。


3.嘘をもうひとつだけ 著者:東野圭吾


こちらは加賀シリーズで「嘘」がテーマでも色んな噓の短編集です。嘘を重ねれば重ねるほど真実が露呈していくんですよね。辻褄が合う嘘ってやっぱり難しいのかなと思いました。最後のお話である「友の助言」は誰も亡くならなかったけど、ずどんと重いものが残りました。家庭と仕事の両立を性別問わず求められるんですよね。私も誰に責められるでもないのに、どっちかがうまくいかなかったり、比重が偏ると勝手に落ち込みます(何の話)。


4.かなわない 著者:植本一子

植本一子の日記?ブログ?をまとめた一冊です。放射線への反応、子どもへの態度、母・妻から脱却して自由になりたい筆者。最初は本当に嫌悪感満載で、好きになれない、嫌い、近くにこんな人いたら嫌だという思いが強かったです。でも何故か読んでしまう。そしてどこかで、自分と近いものがあるのかもしれない、だから遠ざけたいのに覗いてしまうのかもしれないと気が付きました。応援出来ない、でも知りたい。そんな感情がわくエッセイでした。

かなわない

かなわない

Amazon


5.惑星カロン 著者:初野晴

ハルチカシリーズの一応最終章?と言えど番外編もあるし、まだ続きそうな気がしてしまいます。最終話の惑星カロンは良く理解しきれなかった部分もありましたが、シリーズを通して言えることは「チカちゃんが好き!」。アホで真面目で一生懸命なのに暑苦しくなく、恩着せがましくもない、程よく愛されキャラなのが最高にかわいいです。


6.家族最後の日 著者:植本一子

「かなわない」であんな感情になったのにまた手に取ってしまう不思議さ。取りつかれたのかもしれません。知人に時給500円でシッターを頼むのは結構クソだと思った(言葉遣い)。私もあの子の気持ちがよく分かる。知人というだけで子どもの命を預けるには不安定すぎるし、他人に寄りかかりすぎだと思った。もちろん子どもがいないヤツのたわごとかもしれませんが。他人が病気になったと知ったとき、救いたいと行動するのは100%の善意なのだろうかとちょっと考えました。


以上、今週は6冊でした。
自分の醜く、いつもの読書では気が付かない感情を知った1週間でした。でもこの感情を本人にぶつけるわけでもなく、自分の中で振り返るだけなので、これはこれでいいのかと思っています。でもネットに感想を書いている時点で本人に目につく可能性があるので、これも誹謗中傷に当てはまるのかもしれません。でも言わせてほしい、あなたのことは好きになれないけど、自分の感情に全力で向き合ってぶつかる姿は羨ましくもある。


にほんブログ村 本ブログへ
ランキングに参加中です!
クリックしていただけると嬉しいです。


では!!!