日日是好日

OLのリアルライフです。毎日それなりであればいいんですよね。

【読書記録】今週読んだ本について(11/20~11/26)


こんにちは、めめです!!!

街がクリスマスとお正月の装いになり、今年の終わりを意識させられます。今年は平日がクリスマスということで、22日にクリスマスケーキを食べるのは早すぎる気がするし、でも28日はもう過ぎてケーキが売っていないし。どっちつかずな印象を受けるのは私だけでしょうか?諦めて平日に食べろよという感じですが、クリスマスは出張なんですよ(悲壮感)


さて、読書記録になります!
ジムでウォーキングしながらの読書に挑戦してみたのですが、手元がぶれるのでめちゃくちゃ読みにくかったです。あと追う文字が多くて若干酔う。なので今週も座ってか、寝っ転がりながら読んだ本たちになります!(無駄な続報)では、いってみましょう!!!


1.ビタミンF 著者:重松清

この世に存在しない「ビタミンF」。著者が心に効くビタミンとして考えた「ビタミンF」は心にしみる物語が詰まった作品です。どの物語も主人公は30~40代の既婚男性。夫として、父として、息子として、会社員として様々な役割を同時に担う主人公達。働き盛りでプライドが高く、独りよがり。なのにどこか萎れている。主人公たちと同年代の男性にはぜひ読んでみてほしい1冊です。


2.アンソーシャルディスタンス 著者:金原ひとみ

女性の快楽と絶望の物語が短編集でつまった一冊です。二話に一回くらい希望が見えるけれど、基本絶望。女の自由さ、快楽さ、辛さどれも見れて、どれも最高。テクノブレイクというお話に母親からのLINEを受けた主人公が「母親という生き物の嫌なところが全て詰まったLINEだ。うるせえ死ね!」と感じるところがあって、そのLINEも主人公の気持ちも「そう、それ~!!!」ってなりました。解説の朝井リョウの言葉を借りて、とにかくキマるから読め!!!!!


3.ざんねんなスパイ 著者:一條次郎

使えない老人スパイがやっと任務を託され、赴任先でいろんなトラベルに巻き起こされるし、引き起こします。日本が舞台だけれど異国で人間と巨大なリス(キョリス)が共存する異世界。内容としても文章向きではなく、たぶんアニメとか、ギリ映画にしたら面白いと思う。いろんなことがありすぎて、でも些細なことも多くて、あまり好みではなかったです。



以上、今週は3冊になります。

綺麗で美しい人、頭のいい人、良い人、優しい人達を見ると「凄いなーこんな人になれたら人生楽しいだろうな」な程度に思うですが、金原ひとみ江國香織の小説を読むと「なんでどうしてこの人になれないのだろうか?!なりたい、この自由さを楽しみたい、表現したい!!」と祈らずにはいられないくらい羨望してしまいます。憧れと羨ましさと少しの嫉妬。私の平凡な人生に刺激を与えてくれて有り難いです。


では!!!