こんにちは、めめです!!!
あっという間に涼しくなりましたね。朝晩が涼しいのは嬉しい限りです。自転車に乗っていても快適ですし、どこまでも走っていけそうな気がします。学生時代は歌いながら自転車に乗っていましたが、最近は専ら様々球団の応援歌を歌っています(完全な不審者)。
さて、読書記録になります!
今週は正反対なお話を2冊読みました。一冊はゆっくり自分のペースで、心地よい生活を。もう一冊は生き抜くための努力、根性、血生臭い生活を。では、いってみましょう!!!
1.それからはスープのことばかり考えて暮らした 著者:吉田篤弘
新しい街に引っ越してきた主人公。少しクセのある登場人物たちと穏やかに、そして自分の好きなものを大切に過ごしていきます。美味しいサンドウィッチを見つければ素直に感動し、気が付いたら極める道にいっているのも、好きな女優を見るためだけに通う映画館も無意識に好きなものを大切に出来る主人公が素敵でした。登場人物たちもクセはありますが、素直で心優しく、読んでいて嫌な感じは全くありません。
2.傷痕 著者:北方謙三
北方謙三の「挑戦シリーズ」に出てくる脇役の過去を描く老犬シリーズ。その1作品目がこの「傷痕」です。挑戦シリーズを読んだことが無くても特に問題なく読めました。戦後の厳しい時代を生き抜く子どもたちの姿に心を痛めるとともに、その勇ましい姿に感服します。この若さで裏切りとそうでない別れの区別がきちんとついているのは凄いと思いました。人はどうあるべきかを理解しているからこそ、判断出来ているのだと思います。
以上、今週は2冊になります。
穏やかな生活も憧れるし、こうして泥臭く生きているのも憧れます。穏やかな生活は飽きるし、泥臭すぎると疲れてしまって、結局どっちつかずになってしまうからこそなのかもしれません。
では!!!