こんばんは、めめです!!!
あっという間に12月ですね。なんで12月って焦るんでしょうか・・・。今年まだ出来ていないことをやっとかなきゃっていう気持ちにさせ ますよね。来月中には副作用で増えた体重を減らしたいなと思っています。今何㎏か分からないですけど。毎日起床時にパンイチで体重測定をするんですが、寒さを理由に最近おさぼり中です(現実逃避)。
さて恒例化するぞと決めた読書記録!
今週は4冊読みました。毎日ひたすら読んでいたように思います。年末年始に引きこもれるように今月は計画的に借りなきゃですね。
1.傲慢と善良 著者:辻村深月
今週も辻村深月さんの本を。今回読んだ話は婚活や親の価値観、田舎の価値観など共感出来るところが多かったです。私も一時期婚活していた身なので、初対面の人と交際を意識して会話、相手の受け入れられないところに触れて拒絶、振り出しへというのはよくわかります。 他の人に言わせれば婚活で苦労した方ではないのかもしれませんが、大人になって異性と出会うというのは簡単なようで難しいなと思いました。この小説で相手の評価は自己評価、みんな自己評価が高いと言った内容が書いてあり、どきっとしました。理想が高いのではなく自己評価が高くて、そんな自分に見合っているかどうか上から評価しているんですよね。苦労した方ではないと言われても、もう一度婚活しろと言われたらその気力はないなと思います。そして田舎特有の早く結婚しなきゃいけない圧もあるある。私も実家暮らしだったらもっと早い年齢からあれやこれやと言われていて、周囲のお節介にあってたのかなと思います。もちろん相手はお節介ではなくて良かれと思ってやると思うのですが。正直25歳の誕生日を迎えた瞬間から家族に結婚についてあれやこれやと聞かれて「めんどくさっっ!!」と感じたのをよく覚えています。そんな苦い思い出もこの小説を読んで思い出しました。婚活が終わった人も婚活中の人もぜひ読んでほしい一冊で。反対に子どもの結婚を心配している親には少し感じにくいのかも。
あと「青空と逃げる」という小説と少し繋がっていて、そのシーンではおお!!っとなりました。
2.水のかたち(上・下) 著者:宮本輝
今週で唯一ドキドキしない小説でした。幸せが幸せを呼ぶお話ですが、私的には出来事がふんわりしていて、あれって結局どうなったの?と思うこともいくつかあったので不完全燃焼感はありました。ただ現実もふわっとして完結し切れないこともあるので、そういうものなのとして読み続けました。私は幸福も不幸も半々くらいが人生だと思っているので、幸福に対しては敏感に不幸に対しては鈍感になれればいいなと思っ ています。この小説の主人公は相手のことを受け入れる愛にあふれた人で、自分の環境や状況に感謝されていたので見習わなきゃなと思いました。人生何があるか分からないので、まるっと受け入れる覚悟がないとですね。以前、 キャバ嬢の一条響さんがYouTubeで「生まれてみて良かった」とおっしゃっていて、「生まれてきて良かった」という言葉はよく聞きますが「 生まれてみて良かった」って面白いなと思ったことがあります。最近は親ガチャなんていいますが、この言葉には生まれてくるかこないかは自分で決め、結果生まれてみて良かったなという意味に感じました。人生自己責任。でも自分の人生だから良いも悪いも自分次第。やりたいことやってみたらいいじじゃん!その言葉を思い出す小説でした。
3.ナオミとカナコ 著者:奥田英朗
この小説もドキドキしました。ページをめくることにドキドキ度合いが増して、どうなるの? どうなるの?という気持ちが。つい読み耽ってしまいました。読んだ後に調べたら2016年にドラマ化されていたんですね。広末涼子さんと内田有紀さんが主役だったとは、今更ながら見れば良かったです。刑事ものやミステリーは好きですが、この小説はつい主人公を応援してしまいました。もし主人公目線ではなく、主人公の義妹目線の小説だったらまた違った思いを抱いたのかもしれません。単純な人間なので簡単に主人公に感情移入しちゃうんですよね。またこの小説で改めて誰かに支配されたり、従うしかなく逃げ出せないときに助けてくれる親友がいることは大事だなと思いました。 間違っていることを間違っているとはっきり伝えてくれる親友を大事にしないとですね。こういう時、家族に言われたら絶対反抗するので、第三者に響く響かないにしろ言ってもらうのが一番だなと感じました。
今週は以上です。
基本的に移動中、会社の昼休み、寝る前の1時間は読書にあてているのですが、寝転がりながら腕が痺れずに本を読む方法が知りたいです。
では!!!