日日是好日

OLのリアルライフです。毎日それなりであればいいんですよね。

【読書記録】今週読んだ本について(4/16~4/23)

こんにちは、めめです!!!

最近、休日はもっぱらパンをこねています。習ったことが生活で役に立つのは良いですね。ちなみに私は作りたいだけなので、消費は夫の役割です。出来立てを1個食べたらそれで満足なんですよねー。

さて、今週の読書記録になります!
今週は本を読みながら「生きるって?」ということをよく考えました。特に3冊目の平野啓一郎の「本心」はまさに自分の理想とその難しさが書かれていて、凄く考えました。では、いってみましょう!!!


1. 警視の覚悟 著者:デボラ・クロンビー

警視シリーズ第11弾。ここ数話は、色んな事件が同時に発生するので犯人像だけではなく、登場人物の人柄、生活などを沢山思い浮かべます。今回はクリスマスにキンケイドの実家に向かうところから始まります。夫婦ではないジェマとキンケイドの関係、そして息子たちの微妙な立ち位置は心苦しいところがあります。でもキンケイドの両親が温かいのでヤキモキしすぎずに読み進めることが出来ます。この人間関係が連載の良さを感じられる良いところかと思います。


2.キッチン常夜灯 著者:長月天音

主人公はチェーンレストランの女性店長。やりたくない店長という職に加えて、自宅が火事被害に。疲れている心を癒してくれるのは素敵な夜のレストラン。このレストランを通して、食に癒されるだけでなく、仕事の向き合い方も考えさせられます。どうして働くのだろうか?これって実は凄く難しい課題ですよね。仕事の中にも面白さを見出すのはとても大切で、それが出来ればきっと日々の生活も変わっていくはずなのに世の中にあふれるのは文句ばかり。一生のうちの大半をしめる労働にどう向き合うのか、メンタルがやられたときはなにが必要なのか。どんな世代にも必要な一冊なように思いました。


3.本心 著者:平野啓一郎

近未来を題材にした一冊。貧困格差の拡大、死の自由化。あっという間に検討する未来がやってきそうです。そんな世界で主人公は母の死後、色んな人と関わりながら母の死や自分の生について考えます。そして人の役に立ちたいと純粋に考える主人公の姿は生命力が芯から光っているようで、わざとらしさや厭らしさがないので敬意を抱きます。もし将来、「自由死」があったら自分は選択するのか。今は「YES」だけれど10年後はどう考えるのか。自分の生死、家族の生死について考える一冊になりました。


今週は3冊になります。
小説を読むと色んなことを考えますね。いつもは割となにも考えずに生きているので、例えフィクションだとしても色んなことを考える機会があるのはいいことだなと思います。

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では!!!