日日是好日

OLのリアルライフです。毎日それなりであればいいんですよね。

【読書記録】今週読んだ本について(10/12~10/18)

こんにちは、めめです!!!

怒涛の2週間が過ぎ、今週はちょっとのんびり出来そうな予感です。先日、検査で血液4本とり、内視鏡検査をやって忙しさに終止符を打ちました。なんだこの達成感。自分自身はされるがままに検査を受けただけですが、結構体力を使いますね。細い血管でもばっちり一発で採血して下さった看護師さん、ありがとうございました!


さて、今週は待ち時間や移動も多かったのでちょこちょこ隙間時間に読書をしていたように思います。では、今週もいってみましょう!!!

1. 占い日本茶カフェ「迷い猫」 著者:標野凪

以前読んだ「今宵も喫茶ドードーのキッチンで。」と同じ著者。著者の標野さん自身が日本茶カフェを営んでいるそうです。お茶はペットボトル飲料のものを飲むくらいで、身近なようで遠い存在です。この小説は日本のお茶だけではなく、なんだかお茶から漂う葉の匂いを感じることが出来る気がしました。茶道とは違うお茶の世界を知ることも出来て良かったです。


2. 教室が、ひとりになるまで 著者:朝倉秋成

青春ミステリー×SFなお話。高校が舞台ということでスクールカースト的な話題もありますが、どちらかというとモラトリアム期の息苦しさが書かれています。不思議な力を譲り受けた高校生が自分の立場や思いに揺れながら試行錯誤していく姿が一生懸命で愛おしかったです。高校生ってどうして人間関係をより深く悩んでしまうんでしょうか。単純をより複雑にする高校生らしさが懐かしくあり、うらやましくもありました。


3. 通夜女 著者:大山淳子

著者がシナリオ作家ということもドラマっぽくて読みやすい小説でした。ストーリーには恋愛要素もないし、こじれた人間関係もない、あるのは自分以外の「生」と「死」。一見、非現実的な組み合わせなのに身近で、着実にストーリーが展開していく感じが面白かったです。なんだかテレ東の深夜ドラマにありそう。


4. 遠まわりする雛 著者:米澤穂信

古典部シリーズの4作目。本作は前の3作のエピソード編?といったところでしょうか。今までのシリーズの中でも青春色が強く、高校生らしさがありました。なんだか古典部の高校生っぽいところがみれて安心しました(笑)。ちょっと大人びている古典部の部員を身近に感じることが出来たのは本作が初めてかもしれません。


5. 読書会入門 人が本で交わる場所 著者:山本多津也

お久しぶりの新書です。読書会って気になるな、でも人前で自分の意見を述べるのってハードルが高いなと悩んでいるときに出会った一冊です。山本氏の主催している「猫町倶楽部」の活動だけでなく、1冊の本について話合う楽しさや弱い人とのつながりの必要性など人との関わり方についてもㇵッとさせられることが多かったです。特に「曖昧さを抱え続けることが知性」という言葉には、白黒つけることが正義と思い込んでいた自分自身の考えを振り返るきっかけになりました。



以上、今週は5冊です。猫町俱楽部がオンラインではなく、通常開催になったら参加してみたいなと思っています(オンラインはハードルが・・・)。同じ本を読んで、同じ本について語るのって凄く楽しそうです。
とにかく30代は引きこもったり、人見知りを言い訳にしない!まだ全然実行出来ていないですが、とにかく外の世界に目を向けたいと思います。読書が何かの足掛かりになったら素敵ですね。


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では!!!