こんばんは、めめです!!!
絶賛、有給休暇消化中なので、1日の大半は読書に費やされています。あとはとてつもなく眠いので睡眠に。この過ごし方こそ理想の老後だなと思いながら、早めに体験出来ている喜びを噛み締めています。
ということで今週はたくさん読むことが出来ました。どの本もそこまでボリュームが多くなかったのもあり、1日1冊ペースです。では早速、今週の読書記録にいってみましょう!
1.袋小路の男 著者:絲山秋子
純愛?でも煮え切らないぬるま湯みたいな関係が一番心地良い。そんな小説です。人間には人によって距離感が決まってるのかな、と最近思います。いくら好きでも近づきすぎると関係が破綻する。そんな関係って一番難しくて、実は一番楽しいように思います。伯父と姪の手紙交換のする話も素敵でおすすめです。
2.食堂のおばちゃん10 著者:山口恵以子
食堂のおばちゃんシリーズも10冊目!こちらは中々進展のない恋愛模様(笑)もちろんメインのお話ではないのでしょうがないですが、そろそろくっついてほしい。
今回は発達障害の話も出てきましたが、食×発達障害というテーマは知らないことばかりで勉強になりました。教科書を読んだだけでは理解仕切れない、本人と家族の悩み。発達障害を抱えていなくても、人って多くの悩みや困難さを抱え得ているんだよなと改めて思いました。
3.ハグとナガラ 著者:原田ハマ
「さいはての彼女」にもあった『旅をあきらめた友と、その母への手紙』からスタートするこの小説。介護やキャリアなど女性が直面する多くの問題とその間の友との旅。自分にもこんな友達がずっといるといいなと思いつつ、女性ってライフステージが人それぞれで、結構難しんですよね。その難しさも伝わるこの小説は、読んでいて胸がきゅうっとします。いつか小説に出てくるarcana izuに宿泊したいなと思い、調べたら目が飛び出るお値段でした。
4.俺と師匠とブルーボーイとストリッパー 著者:桜木紫乃
異色の登場人物ですが、人と人との繋がりが絡まったものをほぐしていき、最後にはほっとする小説です。登場人物が説教くさいわけでもないし、登場人物が成功するわけでもないんですが、少しずつほぐれていく感じがいいんですよね。いい人間関係、いい仕事だけが大事なんじゃなくて、足掻いて生きるのが大事なのかもと思ったり。でもその足掻きが出来るにはスパイスのある人間関係が必要なのかもしれません。
5.今日のハチミツ、あしたの私 著者:寺地はるな
決して近くなく、必要な時にすっと相手の懐に入っていける主人公の距離感。その距離感が保てるからこそ、主人公が知らない土地でも疎まれず過ごすことが出来る秘訣なのかなと思わせる、この小説。知らない土地で成長し、周りになじんでいくみたいな小説はたくさんありますが、この小説は程よい距離感の保ち方が出来る主人公だからこそ、少しずつ知らぬ間になじんでいく心地よさがあります。無理していない感じが読んでいて負担じゃないんですよね。だからか、さらっと読めます。
6.弁当屋さんのおもてなし10 著者:喜多みどり
やっと借りることができたお弁当屋さんシリーズの10冊目!待ってました!こちらも食堂のあばちゃんシリーズ同様、もどかしい恋愛模様です(笑)
主人公のやりたいことがあるけど、このよい環境からは抜け出すのが大変という心境はとても共感できました。わくわくする環境に移りたいけど、安定した環境っていうのも大事なんですよね。この小説は美味しい食事以外にもさらっと大事なことを思い出させてくれるの大好きです。ちなみに小説を読んでから牡蠣フライが食べたくてしょうがないです。
7.風に舞いあがるビニールシート 著者:森絵都
「大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語」と解説にも記されていましたが、まさにその通り!!仕事や恋愛だけじゃなくて、友達との約束だったり、保護犬だったり。特に一話目を読みながら「そんな男、そんな上司、離れちゃいなよ」と憤りを感じましたが、最後は男も上司も上手く手のひらで転がしている主人公にニヤリ。どの話も最後にはすっと心の奥に落ちてくるので、とても読みやすくて好きでした。
今週は7冊でした!この他にも自己啓発本の類いも読みましたが、感想が書きにくいのでやめました。読書というより自己学習ということで。
暇になったので、朝からソファに寝転んで本ばかり読んでいます。せっかくの機会だからいろんな本を読めるといいな。
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では!!!