日日是好日

OLのリアルライフです。毎日それなりであればいいんですよね。

憧れの人の話をしよう【本と人】


こんばんは、めめです!!!


あっという間に7月最終週ですね。ニート生活(仮)になってからはひたすら寝ていたのですが、そろそろ生活習慣を戻さなくてはなと思っています。ということで今週からは生活習慣を取り戻すべく、行動計画やタスクを作りながら過ごして行きたいと思います。

さて、本日は私が憧れており、大好きな作家である「江國香織」さんの話をしたいと思います。
今までの読書記録でも好きだと書いてきたかと思います。改めてどうして好きなのかひたすら書いていこうと思います。お時間のあるときにどうぞ。


1.自由な匂いがする大人
先日読んだ「愛を知らない(著:一木けい)」に出てきた『自由な匂いがする大人』というワードを見た瞬間、「江國香織さんのことじゃん!!!!」と真っ先に彼女を思い浮かべました。江國香織さんの小説を読んだ訳ではないのに、思い浮かべてしまうなんて失礼な話かもしれませんが、それくらい彼女に最適な表現に出会ったような気がしました。
彼女のエッセイや小説に出てくるお風呂や散歩などの行動はどれも自由の象徴のような気がします。一人の殻に閉じ籠るのではなく、常に浮遊しているようなそんな感じ。物事に執着しているようで、意図も簡単に手放してしまうような危うさや儚さがある姿からも自由を感じます。


2.品がある
彼女の育った環境が大きく影響しているのかと思いますが、どの主人公も自由なのにきちんとしている。そしてとても清潔だと感じます。たとえ主人公の部屋に脱ぎ捨ての服や食べたままのお皿、積み上げた本があったとしてもそこにあるべくしてあり、乱雑なはずなのに、凛としている感じがとても好きです。
彼女が私生活でどうなのか分かりませんが、登場人物の多くがそうなのだから、きっと彼女自身も品があるのだろうなと思っています。


3.登場人物の細かい設定
彼女の作品でいう「細かい設定」というのは登場人物の性格や過去などではなく、食べているもの、聞いている音楽、着ているもの等、生活の情景を表します。細かく記載されてるからこそ、登場人物の生活に入り込み、登場人物の性格や行動を容易に想像することができます。自分にとっても身近なものが繊細にそして優雅にかかれていると、本の世界から現実世界に自分自身が戻ったときも今ある生活を大事にそして客観的に捉えたくなります。彼女のインタビューに「現実よりも言葉を信じている」とありましたが、正確以上に物事や情景を捉えられているからこそ、言葉を信じられるのだと感じます。


ついつい、熱く語りすぎてしまいましたが、私は江國香織さんが好きな以上に憧れているのだと思います。私は歳を重ねて、ああいう大人になりたいと思っています。品があって、なおかつ自由。適当にふらふら気の赴くままに生きる自由ではなく、自分の意思で選んで行動し、自分の行動すべてを理解している大人に。
もちろんエッセイやインタビューを読んでそう感じただけなので、自分の理想を勝手に投影しているだけかもしれませんが、それでもいいんです。そういう素敵な大人になりたいな。


皆さんは憧れの人っていますか?



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では!!!