こんばんは、めめです。
GWカウントダウン!今年度は業務内容が少し変わったのでバタバタしていますが、長期休みが待っている!!と言い聞かせてここまで来ました。あとは絶対この状況を否定しないぞと決めて、愚痴や話を面白おかしく装飾しないようにしました。人として当然かもしれませんが、私にとっては大きな一歩。よく頑張りました。(まだ1ヶ月)
ではGW前の読書記録にいってみましょう!!
1.春のオルガン 著者:湯本香樹実
春のオルガンは主人公の大人と子どもが混じり合う時期を繊細に描いた小説です。まだまだ子どもだけど、少しずつ大人へも近づいていく不思議な時期。私にもそんな時期があったのかな(遠い目)。ただ小説を読んだだけじゃ理解仕切れず、最後の解説を読んで、そういうことを表していたのかと納得しました。大人になるって友達とか社会的立場に変化があるだけではなく、家族のなかでも立場や見えてくる視点が異なってくるんですね。振り返ってみると確かに・・と気づかされました。
この小説を読むのは2回目?3回目?
絶望がやってくるというのがとても共感でき、そして大好きなんですよね。どうして何不自由なく生きているのに絶望がやってきて、不幸に自ら落ちていくのでしょうか。私もつい先日「もうダメかもしれない、明日はちゃんと出来ないかもしれない」という気持ちが突然強くなりました。何も根拠も理由もないのですが、落ちていくのです。もちろん次の日はいつも通り過ごし、何の問題もありませんでした。年を重ねるというのは「絶望」と付き合っていくことなのでしょうか。
ちなみにこの小説を読んで以降、ミント
ティーにハマっています。
新しい海外ミステリーに手を出しましたよ!
これぞ王道のミステリー。
金田一少年の事件簿のように凝った殺害方法と深い殺害動機が私の
とても好みでした。
登場人物も物語終盤では覚えきれるくらいの人数だったので、
私にとってはちょうどよかったです。
最近読んでいた海外ミステリーは犯人目線の章もあったりするので
すが、この小説は最後まで犯人が明確化しないので、
それもドキドキしてよかったです。
シリーズ化はされていて、あと1冊だけあるようなのでGWに読めたらいいなと思っています。
4.風のベーコンサンド 高原カフェ日誌 著者:柴田よしき
いままで読んだ小説とは異なり、
モラハラ夫から逃げ出した女性が高原でカフェを開くというありそ
うでなかったお話。
自然豊かな土地の加工食品やパンなど高級とは言い難いけど、
素材の味を活かした食材が豊富に出てきて、
読んでいて楽しかったです。
ベーコンサンドって食べたことないのですが、読んでいて自分で作ってみたいなと思いました。ベーコンは弱火でじっくり焼くのがよい、と(メモメモ)。
久しぶりに山本文緒さんの小説を手にしました。山本文緒さんの小説との出会いは今でも覚えています。本当に最悪な薦められ方をしたのですが、小説は好きです。もう新刊が読めないと思うと寂しいですね。
この小説はドラマ化もされたそうです。刊行されたのが約30年前。ドラマ化は約20年前にされたようですが、結末は小説と異なり元サヤに収まるという内容だったそう。解説にもありましたが、今と20-30年前はこの小説の解釈が違うと思うと面白いですね。さらに数十年すると「女性の自立」について新たな解釈が出来るのかもとわくわくしています。
今週は以上5冊になります!
GWは何を読もうかなと今からわくわくしています。でも時間がある時って案外読まないので、移動中やスキマ時間で読むことになりそうです。
では!!!