こんにちは、めめです!!!
先日、電車でお隣に座っていた方が私が持っているのと一緒のブックバンドをつけていたのでうれしくなりました。その方が読んでいる本をチラッと盗み見て、こっそり同じ本を予約しました(土下座)。相当キモいことをした自覚はありますが、新しい本を教えて下さりありがとうございます!!(再度土下座)
では、今週の読書記録もいってみましょう!!
1. 向日葵の咲かない夏 著者:道尾秀介
この小説の存在は知っていたんですが、とんでもない作品を読んでしまいました。何が正しくて何が間違っているのか分からない。登場人物は全員サイコなのか?!読んでいて混乱するけど同時に恐怖感も強く、読んだあとに驚きが隠せない。読むまでは少年の夏休み的なヒューマンストーリーだと思っていたけど全く違っていい意味で裏切られました。
2. なんらかの事情 著者:岸本佐知子
これはエッセイ?いや、妄想?ジャンル分けするのは難しい不思議な本です。この人面白いなと変だなという思いが行き来します。でもたまに刺さる。ダースベイダーがどうやって寝ているのかという切り口を読んだときは一緒に考えてしまいました。
3. 白い薔薇の淵まで 著者:中山可穂
20年前に書かれたとは思わないくらい古くなった感じがない。熱っぽくて深いのにとても綺麗。人に依存する、沼にハマるというのを表わした小説だと感じました。私はここまで追い求めたい人に出会ったことはないし、こういう人に一生のうち出会える人ってどれくらいいるのでしょうか?
4. よみがえる変態 著者:星野源
エッセイスト「星野源」にハマったので他のものも。ひとりごとにも記しましたが前半は馬鹿馬鹿しいが誉め言葉なくらい人を傷つけない下ネタが並びます。しかし後半は星野源の壮絶な生き様が描き出されており、生きる困難さと幸福さについて考えさせられます。星野源って凄い!!
5. ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 著者:ブレンディみかこ
この本が有名なのは知っていたのですがページを開くまではエッセイだということを知りませんでした。しかも人権や格差など社会問題中心に書かれているとは。しかし、中学生の息子との会話や外国に住む日本人の視線で書かれているので読みやすく、理解しやすかったです。ちょうどアマプラで「ハーレム」というドラマを見ている時期に読んだので、より一層、人権について考え直せたと思います。
6. 不在 著者:綾瀬まる
主人公ほど極端ではないと自分では思っているけど、でもどこかで主人公のように自分も「愛=忠誠」と思っているところがあるのではないかとドキリとしました。小説内では憎むより先に遠ざかろうと書かれていましたがその通りですね。私も間違える前に遠ざかるという理性は常に持っておかないといけないと思いました。
以上、今週は6冊でした。今週は半分がエッセイでした。誰かの体験を少しでも味わえるのはエッセイの醍醐味の一つかなと思います。最近はYouTubeなんかでも味わえますが、エッセイは自分で調べない限り、その体験の賛否に触れることが出来ないのでなんだか安全な気がします。
ランキングに参加中です!
クリックしていただけると嬉しいです。
では!!!