日日是好日

OLのリアルライフです。毎日それなりであればいいんですよね。

【読書記録】今週読んだ本について(8/30~9/5)


こんにちは、めめです!!!

金曜日の本屋さんを読んでから書店で働きたい欲が強くなっている私です。分かっているんです、書店員が重労働だということは!でも人生で一度くらいは書店員をやってみたかったなと思います。

さて、今週の読書記録です!!
今週も色んな本に出会いました。本を読むと「実は私ってこんな感じのが好きだったんだな~」や「こういうやつ嫌いなんだな」とか知れるから面白いですよね。普通に過ごしていると自分の好き嫌いにあんまり気が付かないんですよね。では、いってみましょう!!!


1.貧乏サヴァラン 著者:森茉莉

森鷗外の娘、茉莉のエッセイです。彼女は食だけでなく生活全般においてこだわりが強く、そして世間知らずで生活力がない。でも全く自分を客観視出来ていないわけではなく、勘違いやろうともまた違う不思議さがあります。彼女が書く甘味は美しく、高級で読めば読むほど虜になってしまいました。


2.海がきこえるⅠ・Ⅱ 著者:氷室冴子

ジブリアニメやドラマとして知られる本作ですが、どちらも見たことがなく、小説という形で初めて手に取りました。主人公たちが大学を機に上京し、ゆれる繊細な青年期をまっすぐに生きる姿は美しくもあり、少し痛い。特にヒロイン里伽子と父親の再婚相手との関係はここまで求めるか?と思うところも。でも、そこにイラつきを覚える私はまだこの歳でも大人になり切れていないのかなと思ったりしました。


3.やわらかい砂のうえ 著者:寺地はるな

恋愛小説とのことですが、どちらかというと主人公の自己成長要素が強いように思います。主人公は男性恐怖があるか弱さを前面に表しながらも頑固であり、他人に自己肯定感をあげてもらいたいずるさがあるように思いました。そう、私の嫌いなタイプ!!周囲の人に怒られたり、指摘されたりして少しずつ成長していきますが、実際こんな性格の20代半ばは誰も指摘せず、距離を取られるか陰口の対象だろうなと思いました。甘えてんじゃないぞ!(誰)でもどうやって自分を受容していくか、自信を持っていくか知れる素敵な小説でもあるので主人公が嫌いでも読めます。


4.深夜特急2 著者:沢木耕太郎

面白かったので続編も手に取った紀行小説。世界を旅することは人生の猶予期間。若いうちに世界旅行に出かける人は主人公のようにそんな気持ちがあるのでしょうか?主人公は旅の中で人と関わり、その国の文化を知る中で内省し、成長していくように思います。その素直さが輝かしくとても羨ましいです。あと恐れない心を持っており、それが彼の魅力を増しているようにも思いました。



以上、今週は4シリーズ5冊でした。
好きも嫌いも個人の感想であり、読んだ人の嗜好ですよね。でもそれがひっそりと知れるので自分で適当に見繕ってする読書が好きです。ここに感想を書くのも自分が読んだ本を忘れないようにする一つの過程というだけです。と言ってもやっぱり忘れることも多いですけどね。


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では!!!