こんばんは、めめです!!!
昨日は急に冬へ逆戻り。週初めから気分が盛り上がりませんでしたが、今週の嫌なことランキング上位は概ね蹴りをつけたので、あとは野球の開幕戦を待つくらいかな。開幕戦当日が出社なのは本当に悔やまれますが・・・。
最近、読みたいなと思った本が予約待ちなことが多いです。凄く待つわけではないけど、数人だけ並んでいるともどかしいですよね。100人くらい待っているとあと1年は借りられないだろうなと諦めがつくんですけどね。では今週もありがたく借りることが出来て読んだ本の記録になります。では、いってみましょう!!
1.王とサーカス 著者:米澤穂信
久しぶりの日本のミステリーということで借りましたが、外国が舞台なんかい!!別にいいんですけど、勝手に意表を突かれた感じです。ミステリーというより報道の難しさを感じました。報道によって救われる人もいれば、地獄に落ちる人もいる。誤報はいくら訂正しても訂正しきれない。世界に発信するというのは難しいですね。
この主人公は表現する意味、根拠のある事実を見極めていて素晴らしいなと感じました。学生時代から「根拠は?」と耳にたこができるほど言われてきましたが、根拠のないものは多くの人を傷つけたり、事故につながるんですよね。学生時代は嫌悪していた根拠という言葉も今なら必要性が良く理解出来ます。
2.弁当屋さんのおもてなし2・3・4 著者:喜多みどり
一気に読み進めたお弁当屋さんシリーズ(言い方)。1年くらい前によんだ「ゆきうさぎのお品書き」にどこか似た感じですが、ささっと読めるし、美味しい食事が沢山出てくるのでおすすめです。今はおいなりさんが食べたい欲が増しています。きっとこの小説で感想文を書くのは難しいと思うのですが、美味しいものは体と心を満たす重要な要素だぞということを思い出させてくれます!(雑)
3.戦場のコックたち 著者:深緑野分
今度こそ日本のミステリーを・・・と思ったけどこれも外国が舞台なんかい!!!しかも日本人も出てこんのかい!!!でも外国が舞台でも日本人が書いたんだなと感じる、細かで丁寧な心情やテーマを何度も考えされる内容でした。
私は戦争についてあまり調べとことはないし、積極的に学びたいと思ったことはありません。今も世界で戦争が行われていますが、ニュースも見ないし、日常生活で積極的に発言することもありません。これは興味がないのではなく、怖いのです。常日頃から学ばないことは罪なことだと思っていますが、戦争については知るのが怖くて意図的に避けているところがあります。調べても断片的なことしか知れず、何かを悪と思い込んでしまうのが怖いのです。
この小説は小説なので事実とは言わないけど、でも戦場に出ている人もそういう気持ちや高揚感、喪失感があったんだろうなと少し知れたような気がします。
以上、3シリーズで5冊になります。
久しぶりに日本のミステリーを借りてみたら海外が舞台だったりと驚くことも多かったですが、日本のミステリーはトリックや予想外の展開以上に考えさせられることも多いように思います。日本人だからそう受け取りやすいだけなのかもしれませんが。
世の中には知らないことが沢山あることを本を読むとすんなり受け止めることが出来るので不思議です。人に言われるとイラッとするのに・・・(心激狭)
では!!!