こんばんは、めめです!!!
3連休が終わり、ニート(仮)としてはやっと一息つけています。家族であろうと一定時間を過ぎると1人の時間が欲しくなるもんですね。1人時間が長過ぎても寂しいけど、誰か人がずっといるのも疲れる。自分の面倒くささにちょっと嫌気がさす、今日この頃です。
さて、本日は読書記録。
1人だと思いっきり本が読めるのはいいところ!今さらながら、1人でもTVや映画見ないんだなと思います。Netflixやアマプラはジムか食事のときのみです。では、今週もいってみましょう。
1.ほかならぬ人へ 著者:白石一文
主人公は2人とも金持ちなんだけど、お金持ちという状況を少し疎ましく思っている珍しい設定でした。2人は自分にあった相手を見つける、自分の本当の相手に気がつくという、運命の人を模索し、自分の気持ちに素直になろうとします。これってとても難しいことですよね。運命の人というのが本当にいるのか分からないけど、私は死ぬときにこの人と過ごせてよかったなと思えれば、それが運命の人かなと思っています。人生かけて証明しなければならない、重いテーマだと。
2.あさひは失敗しない 著者:真下みこと
主人公の母親は子どもに対して過干渉?マインドコントロール?モンペ?どれも当てはまるような、でも違うような。親が子どもの道々にある障害を取り除くことは安全になるし、危険が無くなることじゃないんですね。私は失敗って出来ればしたくないし、しないように計画を立てたり、準備するようにします。でもこれをを丸っと経験せずに、誰かが代わりにやってくれるとしたら、今私は子どもの時のまま社会不適合者として生活していたのかもしれません。そんなことを考えるとさらにぞっとする一冊です。
3.左目に映る星 著者:真田亜希子
自分にとって完璧な存在はただの虚像。自分の憧れる人を勝手に理想化し、その人が理想と異なると裏切られた気持ちになる。私はヲタ時代があったこそ理解でき、ぐさっとくるものがありました。また小説内にあった「相手との価値観の違いをいかに楽しむか」というのは本当に難しいなと思います(眉間にしわ)。この問題はいつも考え、こういう教え?を見る度にそうだよねと思うんですけど、実践が難しい!!!!!!
4.誰かが見ている 著者:宮西真冬
自分の状況とリンクするところがあったので、読むのに凄く時間がかかりました。子どもを作る、作らない、作れない。世の女性というのは本当に課題が多すぎますね。女性同士ならわかり合えるのかと言われると、答えは「NO」。同性でもわかり合えないことを夫婦という縛り、家族という縛りで考えなくていけないのは本当に大変なことです。この困難を乗り越えれば必ず幸せがあるとは限らない。現実は小説のようにはいかないかもしれませんが、この小説はきちんと収まるところに収まったのでほっとしました。
5.愛を知らない 著者:一木けい
こちらも親と子の話。さすがに3冊似たような小説を読んだので、この話を読む前は少し疲弊していました。でもやっぱり、違う小説なのだからのめり込んでしまいました。主人公の「見たいのもだけ見るというのは楽」という発想は考えさせられました。あとピアノの先生である冬香先生が自由な匂いがする大人だと示されていて、羨ましくもあり、憧れました。冬香先生が「自分の中の全部感情を認めて、分けたの」「恩にも時効はあっていいと思うのよ」というセリフからこの人の自由になれた裏側が垣間見られた気がしました。
久しぶりに小説を読んで泣いたので、電車など外で読むには注意が必要です。
6.家守綺譚 著者:梨木香歩
怪奇物語?と疑いたくなる一冊。鬼や河童、化ける狐に狸。人間の他にも伝説のような人物?が沢山登場します。そんな摩訶不思議な世界を疑うことなく、受け入れている登場人物達。鬼や河童とかって昔からいて、現代人は忙しすぎて見えていないだけなのかも。
梨木作品は「西の魔女が死んだ」が有名ですが、その感覚でページをめくるとびっくりする一冊だと思います。
今週は6冊でした!3連休中はあまり本を読めなかったので、それ以外の平日で読みました。
最後に紹介した「家守綺譚」は今まで読んだ小説と全然違ったので、文庫本で250ページくらいなのに読み切るまで凄い時間を要しました。同じページ数でも自分が読みやすいもの、読みにくいものってあるんですね。
今週も思いっきり読みたいと思います!
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では!!!