日日是好日

OLのリアルライフです。毎日それなりであればいいんですよね。

【読書記録】今週読んだ本について(1/25~31)


こんにちは、めめです!!!

最近は読書、モンハン、読書、読書、モンハンの生活です。大人になるまでほとんどゲームしたことなかったし、大人になってからも「あつ森」とか「ポケモン」とかだったので初めて、闘うゲームに手をつけました。ゲーム初心者なのでめちゃくちゃ下手くそで、毎日「全然出来ない!もうやりたくない!!」と言いながらやっています。こういう時、そう簡単に止められないから負けず嫌いって損ですね。

さて、今週の読書記録です。館シリーズもついに大長編作に手を付けました。館シリーズもそろそろ終わりが見えてきました。毎回、驚きとワクワクを与えてくれる小説には本当に感謝です。では、いってみましょう!



1.隣人の愛を知れ 著者:尾形真理子

色んな愛と人間関係が絡み合っているのにどこか温かさもあるお話。澄んでやや冷たさのある東京の少し温かい話というのはどうしてこんなにも魅力的なんでしょうか。実際はこんなにも上手く完結しないと分かりながらも、登場人物のもがく姿に自分を重ねてしまいました。この筆者好きだなと思って調べたら、何度も読み返した小説の筆者と同じでした。何年後になるのか分からないけど、次回作も大いに期待しています!


2.迷路館の殺人 著者:綾辻行人

やっと借りることが出来た館シリーズの第3作目。一気に読み切りました。
もしかしたらこんな結末なのでは?と思っていた通りになったと思ったらさらに展開が。またしても「人を描く」という手法に騙されました。いや、騙されたのではなく先入観からの思い込みと微妙なニュアンスに違和感を抱けなかった私の愚かさでしょうか。もう一度読み直したくなる一冊でした。


3.暗黒館の殺人1・2 著者:綾辻行人

館シリーズの第7弾。ついに大長編作に手を付けました。第7弾は計4冊からなる大長編で1冊600ページ越えのものも。1冊目は導入部分にあたるので、やはり読み進めるには根気が必要でした。大長編ということで館のつくりがさらに複雑だったり、登場人物が多かったり。とりあえず人物と館の特徴を掴むために館の平面図や登場人物を見ながら読み進めました。2冊目は展開部分ですが、これも謎をさらに深めるので主人公同様、頭を悩ませます。犯人が気になるというよりは果たしてどのような結末になるのか、この館に住む人々はいったい何なのかの方が気になります。


以上、今週は4冊でした。
ほぼ館シリーズですね。ミステリー以外でいうと「隣人の愛を知れ」はお気に入りの1冊となりました。同著者の「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う」は、今は手放してしまいましたが、何回も読んだ一冊です。東京の都会ど真ん中を綺麗に表現できる人って、とても素敵だなと思います。



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では!!!

1/20~1/26【読書日記】

こんにちは、めめです。

1/20(金)
今日から綾辻行人の「黒猫館の殺人」を読む。本を読むために乗車時間が20分ほどあるといいなと思うけど、そんなにあったら結局もっと欲しくなりそう。


1/21(土)
朝から病院なので家事を出発前に一気に片づける。前回、少し待つかも的なことを受け付けの人に言われたので本と念のためゲームをバッグに詰めて出かけた。結局、移動中も待ち時間も「黒猫館の殺人」を読んだ。小説内の登場人物が今まで以上に風変りだと感じる。結果の予測がつかない。病院はなぜか診療開始時間になっても始まらず。暇つぶしを持ってきたからよかったものの、思ったより待つことになった。換気のためにドアが開いていたので思ったより寒く血管が消えてしまった。そのせいで採血がうまく決まらず3回目にて成功。最後はお決まりの激痛注射で終了。看護師さんに「今日は美味しいものを買って帰ってね」と言われる。


1/22 (日)
昨日、「黒猫館の殺人」を読み終えたので今日からは萩原規子の「エチュード春一番(第一曲)」を読み始める。八百万の神パピヨンだったり霊が見える云々だったり思ったよりファンタジー要素があって驚いた。

昨日から始めたモンハンに挫折し始める。よくよく考えたらやったことがあるのはあつ森とポケモンくらいだった。気長に頑張ろう。


1/23(月)
引き続き「エチュード春一番」を読む。神も霊も人間中心の世界観というのは思い当たる節がある。お腹痛すぎて耐えられないときとか、合格発表前だけ神様の存在を思い出すもんね。
話の展開はわりと簡易的でハマらなかったけどシリーズものなので読み続けてみようと思う。自分が思った通りの完結方法だったらどうしようという不安はあるけど(その完結方法は望んでない)。


1/24 (火)
今日から尾形真理子の「隣人の愛を知れ」を読み始める。登場人物が多いのにそれぞれ違った愛で、またその人間関係が絡まっているのが面白い。作中に出てくる駅は馴染み深いものが多く、あの辺りかなと思いをはせる。あと東京現代美術館に行きたいと思っていたんだよね。


1/25 (水)
極寒予報だったので、ジムを休んで早めに家を出た。ダウンのフードを被ればしのげたけど、明らかに不審者使用だ。いつもより1本早い電車に乗ったけど、混み具合は変わらなかった。温かい車内で昨日の続きをめくる。女って思ったよりも強くて弱くないけど、強いだけの人はいないんだよなと思った。こんなに現実は丸く収まらないだろうと思うけど、澄んだ東京に温かい心が垣間見える話が好きだなと感じた。同じ著者の話をもっと読みたいと思って検索したら、読み返すほど大好きな「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う」の筆者だった。


1/26(木)
今日も昨日と同じ電車に乗ったけど、人が少なかった。昨日は凍結・雪予報だったからみんな早く出てきたのだろうか。車内でやっと手元に届いた綾辻行人の「迷路館の殺人」を読む。でもいつもより早く起きたのと暖かいのが相まって、眠くなってくる。

出社後も始業まで「迷路館の殺人」を読む。どういう展開で進むのかとてもワクワクしている。この巻を飛ばしてシリーズを読み進めていったので、鹿谷門実が誰を指すのか知っているのはちょっぴり残念。

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【読書記録】今週読んだ本について(1/18~24)

こんにちは、めめです!!!

今年の冬はあったかいなんて思っていましたが、先週あたりから急に寒くなりましたね。2月の旅行用に購入したダウンコートが予定より早く役立っています。10年ぶりくらいにダウンコートを購入しましたがやっぱりあったかいですね。着ぶくれを気にして避けていましたが、もっと早めに購入を検討すればよかった・・・。


さて、今週の読書記録です。またまた加賀恭一郎シリーズと館シリーズにどっぷり浸かっている感じがあります。どうしてシリーズものなのに毎回違う展開や面白さがあるのか不思議でたまりません。では、いってみましょう!!!



1.恋愛の発酵と腐敗について 著者:錦見映理子

恐らく久しぶりの恋愛小説?です。もっとのんびりした内容かなと思ったら、愛に飢えて女子同士が慰め、支えあうというなんだかふんわりした・・・あんまり刺さらない内容でした。まあ、人間って思ったより揺れながら生きていく生き物なんですよね、きっと。パンの生地と女性の肌を似たものとしてとらえる表現が割と好きでした。


2.悪意 著者:東野圭吾

加賀恭一郎シリーズの第4弾。二転三転する結末に本当にワクワクします。作中に「人を描く」という小説内の技法が紹介されているのですが、私もこの人を描くという技法にまんまと印象操作させられました。嘘を見抜けないということは、他の人の印象も大きく変わることなんだなと思いました。これが出来る人はきっと人をコントロールすることが当たり前に出来るのかもしれません。


3.黒猫館の殺人 著者:綾辻行人

館シリーズの第6弾。バラバラな大学生4人組と異常な管理人。なんだか登場人物だけで気味が悪かったですが、さらに不気味な展開に。ここまで全シリーズで館の特徴が違ったり、話の展開が違うのは本当に凄いなと思います。毎回楽しめるっていいですよね。今回も館のまさかの存在に驚きました。


4.エチュード春一番 第1曲 著者:萩原規子

八百万の神パピヨンだったり、霊云々だったりファンタジー要素があるお話でした。神も霊も人間中心の世界観というのは納得するものがありました。霊は呪い出てくるもの、神は運命も揺るがすもの。そう思い込んでいるだけなのかもしれません。話の展開は「うん、そうだよね」と言いたくなる予想通りの展開。シリーズものなので、とりあえず続きは読もうと思います。


以上、今週は4冊でした。
ミステリー以外しっくり来なかった感じはありますが、別にミステリー以外認めない的なことではありませんよ。こればっかりは好みですよね。あと読むタイミングかな?

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では!!!

1/13~1/19【読書日記】


こんにちは、めめです。

今まで読書記録やら読書日記やら言葉を分け隔たりなく使用してきましたが、読んだ本の詳細は「読書記録」、読書×日記は「読書日記」として記していこうと思います。ご察しの通り、読書日記は大好きな阿久津隆さんの「読書の日記」に影響を受けています。

では、初・読書日記どうぞ。


1/13(金)
東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」があと少しで終わりそうだ。移動中に読むもまさかの展開に動揺したのとおまけの存在で読み切れず。帰宅後、家事の合間にページをめくり読破。この展開にあっけなさを感じつつも面白さも残る。


1/14(土)
移動中のバスで綾辻行人の「時計館の殺人(上)」を読み始める。バスは混雑しておらず、淡々と進む。程よい静けさと振動が心地よい。シリーズ1作目に出てきた登場人物がここにきて再登場。これもシリーズものの醍醐味で嬉しくなる。

入浴中は雨宮まみの「東京を生きる」を読む。大学進学を機に上京してきた身としては共感と切り裂くものがある。東京にいながらも一生東京に憧れるのだろう。


1/15(日)
今日中に「時計館の殺人(上)」を読み終わりたくて、隙間時間を見つけてページを開く。コメダ珈琲でモーニングを取りながら読みふける。初めてコーンスープを頼んだけどとても好みの味だった。喫茶店と言えばコーヒーだと思っていたけど、スープもいいな。

残りあと少しとなる。どんどん物語にのめり込んでしまう感じがとても良い。家事の合間に読破した。早く下巻にとりかかりたい。


1/16(月)
移動中と休憩中は綾辻行人の「時計館の殺人(下)」に熱中。ふむふむ、ここまでは私も考えられたけど、やっぱりトリックが合間にしか想像出来ない。犯人候補が減ってきているけど、この先どうなるのだろう。

とてもいいところにきている。移動中もページをめくる手が止まらない。あれ、犯人が予想と違う。本当にこの人が犯人なのかという疑い・不安が残る。残念ながら読み切れなさそうだ。


1/17(火)
ついに「時計館の殺人(下)」を読み切る。最後にはそんな仕掛けがあったのかという驚きと喜びが。犯人の達成感は金田一少年の事件簿を彷彿とさせる。あぁ好きだと思える本があることは幸せだなと感じる。

帰宅前に読み終わったので、帰宅中は手持ち無沙汰になる。移動中は読書が習慣化していると何をしていいか分からなくなる。スマホを弄ってみるもすぐに飽きる。


1/18(水)
新しく錦見映理子の「恋愛の発酵と腐敗について」を読み始める。50ページくらい読み終わるまで登場人物の女性3人の名前が混同する。女性の体の柔らかさをパンの生地に例えるの面白いなと思う。最近パン食べてないな・・・と思いつつ朝食のプロテインバーとお気に入りのキャラメルをつまむ。

帰宅中に「恋愛の発酵と腐敗について」を読み切る。一人の男にハマった女が仲良くなって、支え合って過ごす話(雑な要約)。なんかふんわりした着地の話だった。読み終わった後の余韻や物語に馳せる思いがない。

体調を崩した夫に夕食を食べさせて、家事をやったらひと段落。久しぶりに湯につかることにした。お供は東野圭吾の「悪意」。とても読みやすく、サクサク読むことが出来る。いつもと違うストーリー展開にワクワクする。入浴後も読むが、いい感じに眠くなってきたので残りは明日に。


1/19(木)
夫が発熱しており、朝から検査するかどうかでもめる。(大人しく受診しろよ)
結果、私が病院を予約して受診することに。あきれる。そんなくさくさした気持ちを振り払いたくて移動中も始業前も休憩中も「悪意」を読み続ける。没頭できる本でよかった。早々に犯人が分かり、その犯人の動機、人物像を追っていくというのが面白い。これはミステリーという分野なのか、それとも別の知らない分野の本なんだろうか。(夫はコロナもインフルも陰性)

帰宅すると夫が寝込んでいた。このまま寝かせておくかとほくそ笑み、家事をこなしてから「悪意」の続きを読んだ。2転3転するストーリーが面白い。人間を描くという手法にハッとさせられた。

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お気に入りのキャラメル

【読書記録】今週読んだ本について(1/11~1/17)


こんにちは、めめです!!!

最近、勤務先の近くに大学時代の友人が勤めていることを知りました。この距離徒歩7分!私が外食をしないので偶然出くわす機会がなかったのですが、SNSで知りました。久しぶりにSNSありがたいと感じた出来事です。来月には久しぶりに会えるので楽しみ。去る者は追わず来る者は拒まず精神なのでタイミングを大事にしたいと思います。

さて、今週の読書記録です。今週もなんやかんや隙間時間で本を読んでいた気がします。「雨」や「夜」の表現が素敵な作品が好きだと気がつきました。晴れの日や日中よりも時間の使い方に個性が出るからこそ、あこがれもあるのかもしれません。では今週もいってみましょう!!!


1.ある男 著者:平野啓一郎

最近、映画化された本作。ミステリー要素が強いのかと思ったら、深い社会問題がいくつも絡み合って構成されていました。だから内容としてはとても重い。人はどうしてこんなにも社会問題に深く入り込んでいけるのだろうと不思議に思うことがあります。何かを批判したり、主張したり。前回更新した「ひとりごと18」にも記しましたが、作中の「3勝4敗」のやや負け越し人生という考え方が気に入りました。


2.どちらかが彼女を殺した 著者:東野圭吾

自殺か他殺か。他殺ならどちらが犯人なのか・・・。そして最後はまさかの犯人がどちらか正確には分からないまま終了。最後のおまけ(?)とネットにある考察を読んで理解。あと自分でも作品のポイントとなる紙を両方の手で破いてみたりと試行錯誤しました。とても頭を使うし、著者に翻弄される作品でし
す。でも犯人を書かないというのはあっけなさもありながら、読者の考察を駆り立てる面白さがありますね。


3.東京を生きる 著者:雨宮まみ

エッセイ集です。著者の東京に上京してくる、そして東京で過ごす様子や心情が記されています。上京するというのは強い刺激であり、開放的な自由。でもいい面だけではなくて、理想した東京での生活を過ごすこと、東京でなじむことはとても大変なことでした。今はあの時よりSNSが発展しているからさらに大変だろうなとも思います。また東京で過ごすには自己防衛を身に着けていかなくてはいけないという話も納得。私も東京というちぐはぐさで頑張って生きているんだなと思います。


4.時計館の殺人 上巻 著者:綾辻行人

館シリーズの第5弾!(未だに第3弾は読めておらず・・・)
上下巻という大作にも関わらずするすると読めます。前作の人形館が独特な話でしたが、こちらはどちらかというと王道のミステリー。この話を読むためだけにたっぷりと時間をとり、一気に読み上げてしまいたい衝動にかられます。このタイミングで館シリーズの第1弾の登場人物が出てくるのも面白いです。


5.時計館の殺人 下巻 著者:綾辻行人

途中までその人が犯人なのか、予想と違うししっくりこないなと思っていましたが最後にびしっと決まりました!やあ面白い。館シリーズは大好きな金田一少年の事件簿に通ずるところがあってのめり込みやすいのかもしれません。誰かを救いたいではなく、犯人の目的がすべて達成されて犯人も自ら命を絶つという、トリック解いただけやないかーい!というのが好きです。その方が動機に重みが増す気がするんですよね。帰納法的解決とでも言うのでしょうか。


以上、5冊でした。
読書するための隙間時間を作るために働く、移動する。なんだか矛盾している気がしますが、ゆっくり読書するぞと意気込むより、隙間時間の穴埋めにする読書の方が集中できるし、心地がいい気がします。寝室に本を持ち込んでも全然読まないんですよ、これが。


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では!!!

ひとりごと18【OLの1日】

こんにちは、めめです。

久しぶりにひとりごとを記している。
前回は約3か月前。
a-fuwa.hatenablog.jp
あの時は職場と家の往復を減らしたいと宣言していたが、3か月後は案の定、職場の家の往復です。強いて言えば、長らく治療中だった病院を転院し、受診毎に近くのまちおかに寄ってお菓子を買い漁ることを楽しんだり、ごくたまに知人たちと食事をしたりしている。1mmくらい成長。


今更ながらさっさと帰宅しても別に暇ではないんだよなと気が付いた。途中でスーパーや図書館なんかによって帰宅。掃除洗濯入浴済ませて、明日のお弁当や適当な晩御飯準備して、食べて、明日の準備をしたら読書かゲーム。そうすると22時ごろに眠くなって就寝。夕飯食べるまでもう一気にやるのがポイント。

最近の休日はのんびり二度寝してみたり、旅行支援で近場のホテルに泊まってみたり、本読んだり、ゲームしたり。こちらもアクティブではないけど、タスクは沢山あるし、充実感もありつつ、心穏やかに過ごすことが出来ている。ちなみにこのブログが更新されるころは病院の前のファミレスでゲームか読書に勤しんでいると思う。診療開始まであと1時間。

最近読んだ「ある男」という小説にあった3勝4敗というやや負け越しの精神が気に入っている。だからちょっと上手くいったり、嬉しいことがあるだけでOK。その方が嬉しかったことがきちんと記憶に残るんじゃないかなと思っている。
先日も乗り込んだバスは遠回りするものだった。けど座ることが出来たし、読んでいたミステリーがいいところだったのでのんびり読むことが出来た。たまに夜の街をぼーっと眺めて、また読書に戻る。車内は静かで隣のおばあちゃんは携帯アプリで真剣に麻雀をしていた。ゆらゆらと自宅まで移送されるのも悪くない。

取り留めもない緩やかな毎日。

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では。

【読書記録】今週読んだ本について(1/4~1/10)


こんにちは、めめです!!!

今年は目標も立てずに頑張っていませんが、読書にゲームに楽しい日を過ごしています。あとここ数年はネトフリ難民で、これといって見たいのがない状況だったのですが、最近は気になるのがいっぱいで楽しいです。アニメもドラマも面白くて、『リコリス・リコイル』『ウェンズデー』『今際の国のアリス』なんかを見ました。

さて、今週の読書日記です。ネトフリはジムでしか見ないので読書に影響はありません。図書館も再開され、たんまり借りてきました。では今週もいってみましょう!!


1.そして、バトンは渡された 著者:瀬尾まいこ

映画化されて話題になった本作。涙が溢れるほどの感動はしませんでしたが、瀬尾作品特有の優しい心地よさがあります。読んでいると「ああ、頑張らなくていいんだな」と思えるし、家族や友人とかそんなカテゴリーに縛られなくても自分にとって大切な人の傍にいれればいいんだなと思えます。柔らかな優しさに心が緩やかになる気がしました。


2.人間失格 著者:太宰治

こういう文学って読みにくいし、学生運動や左翼とか熱くて白けて重いという勝手なイメージがありました。でも読んでみると文体は読みやすく、苦手な時代背景はもちろんあるけれど「人間」といて生きるスタンスや苦しみが分かりやすく表現されていて興味深かったです。やっぱり人間って簡単に人間を止めることが出来ないんだなと改めて思いました。人である限り、誠心誠意全うしたいとは思わないですが、受け入れることはしないとなのかな。


3.シルエット 著者:島本理生

筆者が10代のころに書いた3作が収められています。大人になりかけている中高生の恋愛ってなんでこんなにまっすぐで綺麗なんだろうと懐かしくもあり、羨ましくもありました。この作品を読むと10代に相手のことを純粋に好きであり、その周りの空間や天気、気候をすべて感じ取れるくらいに素直で真っ直ぐであり続けてほしいと希望を押し付けそうになります。目に映らない相手のバックグラウンドを勝手に見えるようにしないでほしいし、そうなりたくなかったな。


4.さよならドビュッシー 前奏曲 著者:中山七里

以前読んだ「さよならドビュッシー」のエピソードゼロ。主人公は岬先生ではなく玄太郎おじいちゃん。現実にこんなおじいちゃんがいたら恐ろしいし、ゆとり世代の私には辛いかもしれませんが、道理が通っていて、真っ直ぐな性格なので登場人物としては大好きです。あとは生命力が強いところも。玄太郎おじいちゃん編を出来れば長く読みたかったなと思わせる作品でした。


5.すべて見えない光 著者:アンソニードーア

第二次世界大戦中のお話です。この作品の感想や要約は凄く難しい。物語として一瞬だけ運命、光が交わるのですが、すぐに過ぎ去ってしまう儚さ。瓶詰めされた桃の香りや甘さ、身を寄せ合いながら聞くラジオ、指でたどる物語。どれも淡く優しいようで切ない。この作品を読んだ後、自分の五感を働かせて今の時代をきちんと感じ、自分に刻み込めているだろうかと自問自答しました。


以上、5冊でした。
なんだか今週読んだ作品は淡い優しさを感じつつも、気を抜けば冷たい風にあおられる、そういったものが多かったように思います。もっと五感を働かせて、自分の今感じれるすべてを感じたいですね。

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では!!!